西上町の焼け跡と強制疎開地の境。
左端（西）から右奥（東）にかけての道は西上町通り。電柱の立つ交差点から手前側は西上町（にしうわまち／現：中町・筑後町）の焼け跡。
交差点と奥の建物の間は西上町の強制疎開地（防火帯）。奥は火災を逃れた東上町（ひがしうわまち／現：上町）と上筑後町（現：玉園町）の民家（町境は背割り）。左端奥の大木は下筑後町（現：玉園町）、観善寺の大クス。その背後の建物は聖福寺の鐘鼓楼。右奥部の山並みは右が彦山（英彦山）、左が豊前坊。
米国戦略爆撃調査団報告書の写真説明には「爆風と火災による軽度の被害が幅の広い防火帯の東側に見える」とある。
爆心地から南南東 約2.7km　撮影時期：不詳　2014（平成26）年米国国立公文書館収集