NAGASAKI ATOMIC BOMB MUSEUM MEMORIAL DATABASE
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原爆資料館
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無題
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資料名 | 無題 |
| 資料番号 | 3-01-06-02-0065 |
| 寄贈年月日 | |
| 寄贈者名 |
西村長壽 |
| 資料説明 | (作者コメント:原文のまま)『浦上谷の惨劇』場所 国鉄大橋鉄橋から城山町方面時間 午後6乃至7時頃死体を乗り越えやっと鉄道線路の上にはい上がった時、地獄の川を見た。どす黒く硬直した死体、水際に並んで頭を突っ込んでいる死体、川の流れを埋めつくす黒い影が真っ赤な夕日に照らし出された光景は麻痺しかけた神経に動揺を与えた。下大橋の袂から我が家の防空壕の穴が見えたが動く物はなく、裸足、裸の体では熱くて進む事は出来なかった。浦上谷で惨殺された十数人万の人々の魂が燃え上がっているように、岩屋山が真っ赤に映えていた。(H14年度、NHK、長崎新聞社などと共催して募集した「被爆者が描く原爆の絵」作品)
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