NAGASAKI ATOMIC BOMB MUSEUM MEMORIAL DATABASE
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原爆資料館
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思い出の兵営手記より 20.8.13
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資料名 | 思い出の兵営手記より 20.8.13 |
資料番号 | 3-01-06-01-0020 |
寄贈年月日 | |
寄贈者名 |
内山田若雄 |
資料説明 | (作者コメント:原文のまま)近くに学校の残いとでもいうか、コンクリートの建物が一部残っていた。そこが負傷者の収容所になったのか、どこから運ばれてきたのか、全身真っ黒に焼けた息も絶え絶えの数人がトラックで運び込まれてきた。負傷者は次々と死んでいったようだ。その中に軽傷の少年(小学五?六年生位)が死亡した一人を外に出して近くにある燃え残った木切れを二?三段に積み重ねた上に乗せて焼いていた。焼き方など近くで焼いている人に習ったのだろう。その少年に一言尋ねたら、家族はみんな死んで姉さんが一人生きていたと言っていた。その姉さんを自分の手で焼いていた少年はあれ以来どうなったのか、あの時の光景が今だに思い出される。(H14年度、NHK、長崎新聞社などと共催して募集した「被爆者が描く原爆の絵」作品)
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