NAGASAKI ATOMIC BOMB MUSEUM MEMORIAL DATABASE

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長崎中学校生徒心得

長崎中学校生徒心得 資料名長崎中学校生徒心得
資料番号2-01-05-00-
寄贈年月日2015/9/10
寄贈者名 古賀力
資料説明

古賀力さんは昭和20年時には県立長崎中学校の3年生であった。学徒動員で、鳴滝町の長崎中学校に疎開した三菱長崎造船所の工場(マルナ工場、マルナは丸印の中にナ)に勤務していた。祖母と城山住宅に住んでおり町籍も城山町にあったが、家族が長崎から移り住んでいた大村市の家からマルナ工場に出勤することもあった。
古賀力さんは、マルナ工場から飽ノ浦の三菱長崎造船所の本工場に製品を運搬する途中、中町天主堂付近で被爆した。自身に大きなけがはなく、学校に無事を報告した後、西山から山越えして深夜に大村市の家に帰り着いた。
8月10日から、祖母や叔父一家の安否を確かめるため長崎に入った。祖母は爆心地から約500mの自宅で亡くなっており、焼け跡から遺体を掘り出したときには完全に白骨化していなかったため、火葬して家に連れ帰った。近くの家で被爆した後大村にたどり着いた叔母といとこ2人は放射線特有の症状で亡くなった。叔父は行方不明のままである。
長崎中学校生徒心得は古賀力さんが被爆時に身に着けていたもの。

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