(作者コメント：原文のまま）橋本兼一さんを迎へに。私達は、橋本さん一家を探しにリヤカを引いて浦上駅前まで来ました。親籍一同で全員達者なものが先に立って、銭座の方を目指して行きました。私はリヤカーの番をすることになり、リヤカーに立ったり座ったりしていました。当時は車はなし番をしとく事になりました。そこの所に死んだ人が６名、ガレキの上も泥の上にもきちんと並べられています。水筒もきちんも肩にかけバンドてしめてありました。他の人も身なりもきれいにして寝かしてありました。（H14年度、NHK、長崎新聞社などと共催して募集した「被爆者が描く原爆の絵」作品）