NAGASAKI ATOMIC BOMB MUSEUM MEMORIAL DATABASE
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原爆資料館
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無題
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資料名 | 無題 |
資料番号 | 3-01-06-01-0064 |
寄贈年月日 | 2002/7/9 |
寄贈者名 |
中島正德 |
資料説明 | (作者コメント:原文のまま)被爆当日勤務先三菱電機より自宅城山に着いたのは午後六時頃、家は跡形もなく、母(当時四十一歳)は畠の中で、弟(当時五歳)は防空壕の中で黒こげになって死んでいた。妹二人、弟一人は危篤状態で、長崎駅で重傷を負って先に帰っていた父が防空壕に運んでいた。私は何の手当も出来ず、水をさがして飲ませるのがやっとでした。夜になって散らばっている木片を集めて、母と、弟の死体を火葬した。翌日夕方まで二十時間一睡もせず焼きつづけ、骨を拾い小さな木箱を見つけて納めた。私は当時十五歳(H14年度、NHK、長崎新聞社などと共催して募集した「被爆者が描く原爆の絵」作品)
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