NAGASAKI ATOMIC BOMB MUSEUM MEMORIAL DATABASE
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原爆資料館
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無題
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資料名 | 無題 |
資料番号 | 3-01-06-01-0037 |
寄贈年月日 | |
寄贈者名 |
小柳大勇 |
資料説明 | (作者コメント:原文のまま)八千代町の瓦斯タンクの黒煙をくぐり抜けると、路肩に丸焦げの牛が転がっていた。進めば進むほど酷くなる惨状に、ただ呆然となるだけだった。そこから煙をとおして、軌道のずっと先の方に、路肩に座り込んでいる人影が見えた。人影はやおら立ち上がり、三人寄り添いながらこちらに歩いて来る。近ずくにつれ女学生のようで、両脇から支えられ、呻くような泣き声を出しながら、三人ともよろよろした足どりで、長崎駅方向へとすれ違っていった。(説明)(H14年度、NHK、長崎新聞社などと共催して募集した「被爆者が描く原爆の絵」作品)
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